マーケット情報

短期金融市場ウィークリー

2020/11/24(火)~2020/11/27(金)の市況

インターバンク市場

今週のインターバンク市場は、前週に比べて取り手の資金調達意欲が強まり、加重平均レートは若干上昇した。これまでの主要な取り手であった地銀業態に加えて、大手行がレートを切り上げる動きも見られた。なお、日銀当座預金残高は、25日の短国の発行超過といった要因があったが、各種の買入オペによって480兆円台前半から後半まで増加した。
週初の24日は、週末の積み要因が剥落としたものの、地銀業態中心に資金調達意欲が強く、レートは横ばいでの取引で始まった。その後も、都銀・信託業態は▲0.050%程度でとどまった一方、地銀業態の積極的な調達姿勢は変わらないことから、レートは高止まりとなった。週末27日には、週末3日積みの要因もあり、都銀業態で▲0.040%・地銀業態で▲0.020%中心の出合いとなった。ターム物に関しては、一部の地銀業態の資金調達ニーズが強く、ショートターム物で散発的に、▲0.020%程度の出合いが見られている。
24日には、新型コロナ対応金融支援オペが6M物でオファーされ、37,381億円の貸付が行われた(期落ちは無し)。同オペの残高は25日時点で514,961億円となる見込み。

レポ市場

今週のGC O/N物は、短国の連続発行などで需給が全般的に悪化したこともあり、概ね▲0.085~▲0.070%程度の水準で推移した。
SC個別銘柄では、5Y140~145、10Y350~360、20Y170~174、30Y60~68、40Y9~13などカレント近辺の銘柄にビッドの出入りが多く見られた。

短国市場

今週の短国市場は、前週からの連続3回の入札を経て需給の悪化が確認される展開となった。3M物が▲0.100~▲0.09%近辺、6M物が▲0.100%近辺、1Y物が▲0.130%近辺での推移と、全ての期間でやや軟調な推移となった。  24日に実施された6M物の入札は、WI取引において▲0.100%での出合いが見られる中、平均落札利回▲0.1027%、按分落札利回▲0.0987%と、やや弱めの結果となった。結果発表後のセカンダリーマーケットでは、▲0.0987~▲0.097%出合いと底堅く推移した。
26日に実施された短国買入オペは、需給の悪化を反映してか、前回から15,000億円増額の25,000億円でオファーされた。平均落札利回較差+0.004%、按分落札利回較差+0.003%と、やや弱めの結果となった。
27日に実施された3M物の入札は、WI取引において▲0.089~▲0.087%での出合いが見られる中、平均落札利回▲0.0897%、按分落札利回▲0.0856%と、やや軟調な結果となった。結果発表後のセカンダリーマーケットでは、入札と同水準で推移した。

CD・CP市場

CP市場は、週初の24日こそ入札の数件が少なかったものの、それ以降は食品・鉄鋼・電力等の業態から500億円以上の大型発行が実施された。例年11月下旬から12月にかけては、賞与や法人税の支払いに備えた資金手当から調達が増加する傾向にあるが、今年は、月末発行にあたる26日においても9,000億円の償還に対して入札は5,500億円にとどまるなど、例年ほどの増加とはならなかった。業績の戻りが鈍い企業が多いことに加え、コロナ禍による前倒しの発行等の影響が色濃く出ていると考えられる。週を通しての入札総額は、11,000億円強に対し、償還額は12,000億円程度と若干の償還超であった。現在の市場総残高は24兆5,000~6,000億円と、足元では若干増加しての推移となっている。発行レートは、期越え物に対する積極的な買いに支えられ、一部の銘柄で下限を探る動きが見受けられた。その影響は他の銘柄にも波及している。
25日にはCP等買入オペが事前予定通り6,000億円でオファーされた。結果は、応札額が増加(7,033億円→13,261億円)したこともあり、按分レート▲0.034%、平均落札レート▲0.027%と前回(按分▲0.055%・平均▲0.034%)からいずれも上昇した。発行市場ではレートが低下しているものの、銘柄の入替ニーズ等が高まり、レートが上昇したと考えられる。

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